[24] [25] [23] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33

海①

砂浜に並んだ真黒黒猿族たちは、その姿が波の向こうに消えていくまで、ずっと見送っていました。



海も空も、何処までも果てしないほど青く、何処までも果てしないほど広く続いています。
波も穏やかで、リョクはまるで別の世界にいるような気がしましました。

「月の城?知らないなあ」
フィンはリョクに尋ねられた問いに答えました。

「そうですか」
リョクとルリとパクはガッカリしてしまいました。

真黒黒猿族も誰も知らなかったので、フィンにも尋ねてみたのですが、やはり知らないようなのです。

リョクたちは困りました。
月の城の手掛りがまったくありません。
リョクたちはこれから何処に向かえば良いのでしょう。

「物知りのエーフォルなら、何か知っているかもしれないわ」
マリンはリョクたちを元気付けようとしてくれます。

「エーフォルって?」
「鯨のエーフォルおじさんだよ。とっても物知りなんだ」
パクの質問に、リュウリュウはまるで自分の事の様に誇らしげに答えます。

「そうだね。どうだい?陸地まで少し遠回りになるが、エーフォルの居る海域まで行ってみるかい?」
フィンが提案してくれました。


「ご迷惑でなければ」
「なあに、大した苦労ではないよ」
フィン親子は快く、リョク達を案内してくれました。



Comment

お名前

タイトル

メールアドレス

URL

パスワード

コメントVodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

文字色


Trackback

TrackbackURL

<黒いジャングル⑧  Home  海②>

カレンダー
06 2010/07 08
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ゆた
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析

ブログパーツ 忍者ブログ

TemplateDesign by 比呂有希|ススメ::342blog